ユーザー置き去りの著作権攻防戦

http://www.asahi.com/tech/apc/040729.html
blogmapで知りました。さすがに注目度高い。
個人的には、JASRACにしても音楽メーカーにしても、音楽って言う物を
媒体に固定した状態しか考えてないのが問題じゃないかなーと。


あくまで著作権に関する記事の斜め読みで得た知識だけど、
著作権保護の前提てのは、著作物を保護するのが前提らしい。(このへんはちょっと確証がない)
著作物てのは、紙とか物とかに固定した状態が一般的だろう。
なので、音楽も媒体に記録して発行するのが前提となっていて、
それ以外の考え方が欠如してるのでは?
しかし、楽曲は1つずつのデータとして保存できてしまうから、そこに現実との齟齬が起きる。
そうした齟齬が、CD−Rへの複製が問題だとか、iTMSは認められないって発言に
つながってしまうんじゃなかろーか。


でもユーザーの側には「欲しいのは楽曲のデータだけであって、
CDのパッケージやら装丁やらはいらないよ」て考えの人も当然いる。
そうした人にしてみればiTMSは願ったりかなったりの話だ。
それならば、音楽販売というものを媒体(CD)前提ではなく、楽曲(データ)単位で考えれば
いいんじゃないのかって話になるんだけど、いきなりそんな発想の転換はできないのがお役所だし。
そうなるとこの話もぐだぐだと長続きして、その間に消費者側の購買意欲は
ズンドコ下がっていくだろうなって感じですわ。


あるいは、音楽ってのは携帯の着メロや、それ以外のDVDとかで鑑賞するものになって、
CDで聞くことはあまりされなくなるかも。
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